ご報告
2013年 09月 16日
みなさんこんばんちは。
まず各地で台風の被害にあわれた方々へお見舞い申し上げます。
これ以上の被害拡大にならないよう、心よりお祈り申し上げます。
そして1日でも早く復旧いたしますように。
堅苦しい言葉になり、申し訳ありません。
さて、娘ちゃんの手術日が決まりましたのでご報告させていただきます。
その前にもう1度娘の病状についてご説明いたします。
まずは通常の心臓は下の図のような働きと形をしています。
シンシン画伯のPCペイントで書いてみた図なのでとても見にくく安易的な図になっております。
間違っている個所などありましたらご一報ください。苦笑
前の記事でも少し説明いたしましたが、娘は先天性心疾患「修正大血管転位症」という珍しい形をした心臓で生まれてきました。修正とつくということは、血管が修正されていない心臓もあります。それが「大血管転位症」これは生まれてすぐに手術するようです。
大血管転位症ではなく、右心室と左心室が通常の逆になっており、肺、体へ流れる両方の大血管も逆についているので「修正」という文字が付き、血液の循環は通常の流れをしています。
血液が通常の流れをしているなら大丈夫じゃないか?
という疑問を持つと思いますが、全くその通りで中には大丈夫な方もいらっしゃるそうです。
それにこの病気だということに気づかれないということもあるそうで、手術を受けないで元気に生涯を全うされた方ももちろんいらっしゃるそうです。
修正大血管転位症だけであったら手術を受けなくてもよかったかもしれませんが、この病気で生まれてきたら高い確率でそれ以外の心疾患もセットで生まれてきてしまいます。
下の図は今の娘の心臓の形
娘は修正大血管転位症のほかに
心室中隔欠損
心房中隔欠損
三尖弁狭窄症(ダブルバンディングで改善)
右心室が小さい(容量的に問題ない?と言われていましたが、2回目のカテーテルでやはり小さめであると診断されました)
図にもありますように、左心室(娘でいうと右心室)は全身に血液を送るため筋肉が右心室(娘は左心室)に比べて強くできております。
ですが娘は右心室が小さく、全身に血液を送る量が少ないです。それに加え、心房中隔欠損により肺から戻ってきた血液が左心房から右心房へ流れ、左心室へ。心室中隔欠損により左心室と右心室へ混流。
その結果肺へ大量の赤い血液が流れてしまい、全身へ送るはずの赤い血液が不足してしまいます。
完全に悪循環です。
肺へ多く流れてしまっている血液を弱めるために、前回行ったのが肺動脈絞扼術(ダブルバンディング)です。
ダブルバンディングを行ったことにより、三尖弁からの血液の逆流もなくなり、肺へ流れる血液の値もよくなったようです。本人もミルクの量がかなり増えて目に見えて改善されたんだとわかりました。
さて次に行う手術が根治手術(もう手術終わり)です。
内容は予定通りダブルスイッチは絶対します。これは一安心。そしてバンディングの片方(図でいうと左の縛ってある方)だけ残し、片方は外します。
それに加え、やはり右心室が小さいということで+@のグレン手術というものを追加します。
グレン手術とは上大静脈と肺動脈をつなぐ手術です。
詳しく知りたい方はネットで検索してみてね!
前回の手術では開胸はしたにせよ、人工心肺は使わずの手術だったのでICUから出てくるのも早かったし、退院も早かったです。
今回は人工心肺はもちろん使いますし、ダブルスイッチ術というかなり複雑な手術にくわえグレン手術も同時に行います。手術時間は前回の倍以上。朝から夜までかかるそうです。
ICUは長くても2週間、早ければ1週間で出られるそうです。
付き添い入院ももちろん長くなります。
そんな手術の日取りは、9/24の火曜日。
私の両親、旦那の両親もまたまた一緒に待ってくれます。(両家そろって手術を待つのは我が家くらいなようでちと恥ずかしい…そして大部屋にガヤガヤくるのでみなさんの迷惑…苦笑)
家族総出でお見送りとお出迎えします。
娘ちゃん、頑張ってきまーす!
長々お付き合いいただきありがとうございました。
ずっと娘の状況を載せておりましたので、ご報告させていただきました。
まず各地で台風の被害にあわれた方々へお見舞い申し上げます。
これ以上の被害拡大にならないよう、心よりお祈り申し上げます。
そして1日でも早く復旧いたしますように。
堅苦しい言葉になり、申し訳ありません。
さて、娘ちゃんの手術日が決まりましたのでご報告させていただきます。
その前にもう1度娘の病状についてご説明いたします。
まずは通常の心臓は下の図のような働きと形をしています。
シンシン画伯のPCペイントで書いてみた図なのでとても見にくく安易的な図になっております。
間違っている個所などありましたらご一報ください。苦笑
前の記事でも少し説明いたしましたが、娘は先天性心疾患「修正大血管転位症」という珍しい形をした心臓で生まれてきました。修正とつくということは、血管が修正されていない心臓もあります。それが「大血管転位症」これは生まれてすぐに手術するようです。
大血管転位症ではなく、右心室と左心室が通常の逆になっており、肺、体へ流れる両方の大血管も逆についているので「修正」という文字が付き、血液の循環は通常の流れをしています。
血液が通常の流れをしているなら大丈夫じゃないか?
という疑問を持つと思いますが、全くその通りで中には大丈夫な方もいらっしゃるそうです。
それにこの病気だということに気づかれないということもあるそうで、手術を受けないで元気に生涯を全うされた方ももちろんいらっしゃるそうです。
修正大血管転位症だけであったら手術を受けなくてもよかったかもしれませんが、この病気で生まれてきたら高い確率でそれ以外の心疾患もセットで生まれてきてしまいます。
下の図は今の娘の心臓の形
娘は修正大血管転位症のほかに
心室中隔欠損
心房中隔欠損
三尖弁狭窄症(ダブルバンディングで改善)
右心室が小さい(容量的に問題ない?と言われていましたが、2回目のカテーテルでやはり小さめであると診断されました)
図にもありますように、左心室(娘でいうと右心室)は全身に血液を送るため筋肉が右心室(娘は左心室)に比べて強くできております。
ですが娘は右心室が小さく、全身に血液を送る量が少ないです。それに加え、心房中隔欠損により肺から戻ってきた血液が左心房から右心房へ流れ、左心室へ。心室中隔欠損により左心室と右心室へ混流。
その結果肺へ大量の赤い血液が流れてしまい、全身へ送るはずの赤い血液が不足してしまいます。
完全に悪循環です。
肺へ多く流れてしまっている血液を弱めるために、前回行ったのが肺動脈絞扼術(ダブルバンディング)です。
ダブルバンディングを行ったことにより、三尖弁からの血液の逆流もなくなり、肺へ流れる血液の値もよくなったようです。本人もミルクの量がかなり増えて目に見えて改善されたんだとわかりました。
さて次に行う手術が根治手術(もう手術終わり)です。
内容は予定通りダブルスイッチは絶対します。これは一安心。そしてバンディングの片方(図でいうと左の縛ってある方)だけ残し、片方は外します。
それに加え、やはり右心室が小さいということで+@のグレン手術というものを追加します。
グレン手術とは上大静脈と肺動脈をつなぐ手術です。
詳しく知りたい方はネットで検索してみてね!
前回の手術では開胸はしたにせよ、人工心肺は使わずの手術だったのでICUから出てくるのも早かったし、退院も早かったです。
今回は人工心肺はもちろん使いますし、ダブルスイッチ術というかなり複雑な手術にくわえグレン手術も同時に行います。手術時間は前回の倍以上。朝から夜までかかるそうです。
ICUは長くても2週間、早ければ1週間で出られるそうです。
付き添い入院ももちろん長くなります。
そんな手術の日取りは、9/24の火曜日。
私の両親、旦那の両親もまたまた一緒に待ってくれます。(両家そろって手術を待つのは我が家くらいなようでちと恥ずかしい…そして大部屋にガヤガヤくるのでみなさんの迷惑…苦笑)
家族総出でお見送りとお出迎えします。
娘ちゃん、頑張ってきまーす!
長々お付き合いいただきありがとうございました。
ずっと娘の状況を載せておりましたので、ご報告させていただきました。
by shinshin0605
| 2013-09-16 13:56
| 娘ちゃん